申告納税方式という言葉を聞いたことはあるでしょうか?
所得税の申告時期が近いということもあって、今回は申告納税方式について簡単にご説明させていただきます。

申告納税方式とは、納税者が自分で納税額を計算して納付する課税方式をいいます。

会社や個人事業主が法人税や所得税の確定申告をする際、日々の記帳に基づき、自分で利益を計算し、利益に対する税額を計算し、申告書を提出して納税します。

これは法人税や所得税が申告納税方式という課税方式をとっているからですが、一方で固定資産税や住民税などは税務署や市役所などが一方的に納税額を通知、これを納付するだけで終了します。
固定資産税や住民税は賦課課税方式という課税方式を採用しており、申告納税方式いう課税方式を採用していないためこのような違いが生じることになります。

申告納税方式を採用している税金としては、法人税や所得税のほかに相続税や贈与税などがあります。これらの税金は自分で計算し自分で申告・納付することが納税者の義務となっています。


参考としたページ:国税庁HP・適正な申告と納税の推進